訪問診療
歯の治療をしたくても寝たきりや身体が不自由なため通院できない方のためにも当院では訪問診療を行っています。
ご自宅まで、歯科医師・歯科衛生士がお伺いし診療いたします。
お気軽にご相談下さい。


訪問診療の様子







訪問診療日誌

今、訪問診療を行っているのは足を骨折してしまったSさん宅です。
Sさんは80歳以上というご高齢にもかかわらず元気な方です。
診療中もこちらがびっくりするくらいはきはきと問診に答えてくれました。
今回は何十年も使ってきた総入れ歯が合わなくなったので作り直して欲しいとの事、
古い入れ歯を見ると奥歯が磨り減ってしまい口の中に入れて噛んでもらうと
顔がぺしゃんこになってしまい下あごが出てなんとなく年齢よりも年をとって見えました。
早速入れ歯の型をとり1日目は終了しました。

2日目は入れ歯の型を決めていきます。
仮の入れ歯にワックスをもって患者さんにあった高さを決めていきます。
これで顔の輪郭が決まるので責任重大です。少しでも若く見せなければ・・・・
何とかあごの高さも決定しこの日は終了しました。

3日目は、歯を並べた仮の入れ歯で噛み合わせと前歯の状態を見てもらいました。
「古い入れ歯と比べると、高さはだいぶ高いのですがこれは徐々になれていきますから」と説明。
そして鏡を見てもらって、Sさん一言
「顔がぺしゃんこじゃなくなったから、少し若くなったみたい」と。
そしていつも来てもらっているお手伝いさんを呼んで見てもらい
「やっぱり若返ったみたいですよ」と言われてSさん嬉しそう。
こちらも一安心。次はいよいよ入れ歯の完成です。

ついに入れ歯が出来て使ってもらうことになりました。
はじめは古い入れ歯と大きさも違うので慣れてもらうのに少し大変そうです。
Sさんは「使ってみないと分からないよね。そのうちだんだん慣れてくるかな」と不安そう。
こちらも「慣れるまで大変ですが頑張って下さい。痛かったり調子が悪いときは調整しますから」と励まし使ってもらうことに。
その後何回か調整に行きました。
Sさんは息子さんご家族と旅行に行き私たちにお土産までくれました。美味しかったです。馳走様でした。

今回の訪問診療も終わりに近づきましたが一日として雨が降りませんでした。
このことをSさんにお話しすると「私の行いが良いからですよ」と言われ納得。恐れ入りました。