顎関節症(TMD)
TMD (Tempromandibular Disorders)

側頭下顎部障害 関節とその周囲筋肉・靭帯も含めた病気です。
この病気の原因はたくさんの要素から発症します。
従いまして、はじめから咬合だけに原因あると断定することは避けるべきです。
治療目的の主は痛みに対する治療であり雑音(関節)だけの場合は治療しなくてもよいことが多いです。

顎関節症の原因

考えられるTMDの病因
発症因子 顔面打撲や事故による外傷
急激なストレス
パラファンクション(歯ギシリ、食いしばりなど)
頬杖、うつ伏せ寝、不良姿勢
不良補綴物
硬い食物の摂取 など
続発因子 パラファンクション
不正咬合、骨格異常
アゴの酷使
うつ、不安因子
不眠症など睡眠障害
ストレスなど

通常、上記因子が複合的に作用して顎関節症を発症します。
TMDの治癒に必要なことは複合的な因子を考慮し治療に当らなければなりません。
発症してからの治療の大切なポイントは発症因子に対して免疫力を高めることです。
従いまして、生活習慣の改善などが病状の軽減に寄与することが多いです。

顎関節症の予防

発症因子・続発因子を取り除くことが大切です。
急激なストレスや不眠症、不正咬合など避けられるものは避けて
外科的に修復できるものは早めに修復し機能改善を処置しておくのが予防につながります。

TMDの治療

EBM(Evidence Based Medicine)根拠に基づく医療でなければなりません。
充分な問診、検査を経て診療の根拠を明白にしながら治療にあたります。








資料


検査
アンケート、充分な問診 ・病状及び過去の歯科治療履歴書・Y−G検査・CMI検査(性格検査)・MINI心理検査
画像診断・触診(咀嚼群筋)・GHG(ナソヘキサグラフ検査)・模型分析・ PLANMECA(デジタル)

治療
物理医学療法
アプライアンス・経皮的電気神経刺激・ マイクロカレント療法・超音波治療機・関節と筋のエクササイズ・開口訓練・レジスタント法・温熱療法
行動医学療法
リラクゼーション・カウンセリング・ストレスコントロール・自律訓練法
薬物療法
非ステロイド系消炎鎮痛剤・精神安定剤・抗うつ剤、経皮的消炎鎮痛薬の塗布




FAQ 


Q.
私は小学校の頃から口を開けると顎の関節が鳴ります。
A 痛みがなければ音がしてもあまり気にしなくて良いと思います。
   治療可能かどうかは口腔外科医に診てもらうことです。

Q.
私はいつも頬杖をつくクセがありますが?
A 関節円板の転位を促すのでやめたほうが良いでしょう。

Q.
高い枕は?
A 高すぎる枕は後頸筋を疲労させます。

Q.
睡眠時間が短く、ストレスの多い毎日ですが?
A 別にくいしばりや歯ぎしりがなければ大丈夫です。

Q.
口が大きく開きづらく無理に開けると痛いのですが?
A 鑑別診断が必要です。口腔外科に行ってください。


 
Q. 顎関節症が心配です。診断は普通の歯科で良いのでしょうか?
A. 専門的に顎関節症の病態を知っている歯科医がよいと思います。病院では歯科口腔外科です。E.B.M.(根拠のある医療)の歯科医がよいと思います。

Q. 私の症状は、関節が「ジャリジャリ」と鳴ります。「クレピタス」? 痛みや他の症状は全くありません。
A. 少し心配ですね。あなたが言う音でしたら(クレピタス)ですね。これはややTMDがすすんだときでます。やはり専門医の診断を受けるのがいいとおもいます。